名古屋と長野を結ぶ特急といえば「しなの」。今も383系により、「ワイドビューしなの」
として一大勢力を持っていますが、一時はこんな車輌も活躍していました。
「しなの」が特急に格上げした時に誕生したのが高出力のキハ181系、そして電車化
されたときに登場したのが381系振子電車でした。中央西線という勾配と急カーブの
続く線形の路線をいかに高速で通るかという課題に答えたものでした。
写真のクロ381は、1988年にサロ381形を先頭車化改造して製作されたパノラマ車。
当時の国鉄ではかなり異色の顔立ちでした。しかし今は「しなの」用のこの381系も
2006年に1編成が廃車になり、現在は6両編成1本が残るのみとなりました。
前面パノラマ展望のこの車輌、一度は乗ってみたかったなぁ〜。
中央本線 松本 2003-8
Photo by 松原の親方
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