朝目覚めてベランダから海を眺めると、目の前の一面の海に何ともいえぬ清清しい気分が味わえます。
早速山の仕度をし、車で30分ほどのガイドさんとの待ち合わせ地点の駐車場に向かう。ここでまず朝食を
済ませ、ガイドさんと今回同行する京都から来たと言 うご夫婦さんと合流し、さらに車で30分ほどの
荒川口登山口へ。時間はまだ6時前というのに、すでに大勢の人で賑わっている。なんでもGW中は大変な
人で、車を止めるのも一苦労とのことで、これでも少ない方というガイドの言葉に平日で良かったな〜と
改めて思い知らされました。荒川登山口から 縄文杉まで往復22キロ、標高差600メートルの道のりは
かなり長くきつく、私も今回これに備えて夜のウォーキングで体力作りに励んでの旅立ちでした。
荒川登山口はまた森林軌道の基地のひとつであり、レールが続く小屋の中には、なにやらありそう・・・。

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荒川登山口は森林軌道の作業場

怪しげな貨車というか台車というか

小屋の隙間から撮ってみました。中にはモーターカーが・・・

小屋の窓の隙間や戸板の隙間から目を凝らしてみてみると、中にはモーターカーがしまわれていました。
残念ながら写真は撮れませんでしたが、他にも貨車などもあり、今でも現役の雰囲気が伝わってきます。
軌道敷を歩いて行くと、橋梁やトンネルもあり、ま た荒川登山口を出てまもなくのところには怪しげ??な
DLの廃車体もありました。

しばらく行くとこんな怪しげな廃車体が・・・

よく見るとSKWの刻印が・・酒井ワークスの機関車のようです。

この軌道は安房森林軌道といい、森林伐採はありませんが今でも作業用の列車や土埋木の掘り出し・運搬に
使用されています。列車が見られればラッキーなのですが、時期的に難しいかもしれません。秋は多く動くとか。

素彫りのトンネル。荒川登山口からこのトンネルを抜けると先ほどの廃車体があります。

伏流水を防ぐのにこんなものが

橋梁も多く見られました。

一時間くらい歩くと小杉谷集落跡にでます。ここは森林伐採の前線基地として、一時は大賑わいで
2000人にも及ぶ住民がいたそうです。それも今は昔、屋久島の杉が伐採禁止となり今は人影は
ありません。草生した昔の学校の校庭跡がむなしいばかりでした。軌道敷はここから線路内に板が
ひかれ、ここまでよりも格段に歩きやすくなります。我々"鉄"にとっては線路の歩行も苦に
なりませんが、かみさんなどはこ こまでの路は歩きにくくかなり苦労したそうです。とは言え板が
敷かれた軌道敷は道路と同じで、やはり楽ですね。ただしその分勾配もきつくなってはきますが。

大杉谷の橋はこんなに立派なもの。ここを渡ると旧小杉谷の集落跡です。

線路には歩行用の板が・・・ここは停留所跡でしょうか

分岐した線路はすぐに崖に行き当たっています。入れ替えようの三角線でしょうか?

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