屋久島を訪ねて

 

九州は鹿児島県に属する洋上のアルプスと呼ばれる島「屋久島」、世界遺産に名を連ねるこの島にかね てより
一度行きたいと思っていましたが、念願かなって今年5月にはじめてこの島を訪問することができました。
あれから半年!!今頃になってのUPとなって しまいましたが、この時の模様をお伝えしたいと思います。今回は
鉄だけにこだわらず、旅行記のようになりましたが、ご覧いただければ幸いです。また"鉄"にとってはあまり魅力
ある場所とは思われない方もいるとは思いますが、かって(今も時々列車が運行されている)杉の切り出しに
大活躍した森林 軌道が今も健在で、かの有名な縄文杉を訪れる時はこの軌道敷を歩いていくことになるのです。
当然森林軌道の列車に会えることを楽しみにしていましたが、こ れは叶いませんでした。しかしその大自然の
持つ魅力は、十二分に充実した時間を与えてくれたのです。

2007年5月撮影

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洋上のアルプス 屋久島の山風景

最近になって夫婦で時々山や川に出かけるようになりましたが、今年銀婚式と言うこともあり、どこかへ
行きたいねと話していたところ、「屋久島に行ってみたい」と・・・・。ここなら鉄道が無いから??という
意味もあるのかなぁなどと勘ぐりながらも、私も一度は行ってみたかったこともあり、25周年記念の
旅行は屋久島に決定しました。海外も行きたいところですが、現状どんなに頑張っても2人で休めるのは
4日が限度というのが悲しいところですが。さてゴールデンウィークを1日も休まず過ごした今年5月、
今度は一般人が仕事している連休明けに屋久島へ向かいました。鹿児島まで飛行機。学生時代幾度も
平日ならではのゆったり感だけ は味わえるのが、せめてもの幸運でしょうか。まずは羽田から
訪れた九州の地を踏むのも卒業してからは僅か三度目、実に10年ぶり以上になります。鹿児島空港が
霧島の山の中にあるのもはじめて知りました。鹿児島で航空機を乗り換えて屋久島まで一っ飛びという
ところです が、ちょっと気になるのがこの飛行機がかのポンバルディア機ということ。

鹿児島ー屋久島間の飛行機はボンバルディア機

いかにもローカル然とした屋久島空港

着陸するまでは足がちゃんと出るか何となく不安もありましたが、狭いプロペラ機だけに景色は良く
快適に過ごせて、無事屋久島空港に到着し、ここでレンタカーを借り、4日間の屋久島の旅の開始です。
初日は島の海岸線を反時計回りにひとまわり!! 1周130キロほどの島ですがその景観は変化に富み、
海は南の島らしく明るく澄み、また時々海岸線まで迫る山は洋上のアルプスと言う名に相応しく、急峻で 
豊かな山並みが一層旅の雰囲気を盛り上げてくれます。ガジュマルの群生地でこの奇妙な植物に驚き、
永田のいなか浜で海がめが産卵する白浜を眺め、屋久島灯 台で水平線と海の景観を満喫した後、
東部の照葉樹林をドライブ!!このあたりはすでに世界自然遺産の一部に含まれています。高さ66mの
大川の滝は 滝つぼ近くまで行くことができ、その迫力も特筆すべきものでした。大川の滝からは
屋久島で三泊する宿、JRホテル屋久島に向かいます。ここはJR九州の経営のホテルですが、まだ
新しく海を眼下に見下ろすロケーションもよ く、比較的こじんまりとして落ち着いたホテルでした。また
従業員の制服がちょっと国鉄を思い出してしまいました。また目の前に夕陽が沈む、温泉の露天風呂が
なんとも言えませんでした。明日はいよいよ縄文杉を目指しての登山!! 今朝も5時起き、明日は更に早く
5時にはホテルを出なければならないと言うことで、東京では考えられないほど早寝でした。

ガジュマルの木

花崗岩の島、屋久島の美しい海岸風景

屋久島灯台

大川の滝

モッチョム岳をバックにしたJRホテル屋久島

まずは初日の観光シーンばかりでしたが、次ページでは今回の屋久島訪問のメインともいうべき、
森林鉄道と屋久杉をご覧いただきたいと思います。

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