2006年9月第2週


秋の虫の声も、都会ではなかなか聞こえなくなりました。鈴虫の音色が懐かしいな〜

ということで、今回のヘッドマークは津軽鉄道の冬の名物列車がストーブ列車ならば

秋の名物列車はコレダァ〜ってことで、登場したのは「鈴虫」号。これぞ風流の極み!

職員さんが心を込めて飼育した鈴虫のかごを、列車の車内の棚に置き、秋の可憐な

美しい虫声が聞ける鈴虫列車!! その運行は1986年にはじまりました。

毎年9月のはじめから10月中頃にかけて運転されていますが、特別な列車ではなく、

定期列車のうち、鈴虫が棚に置いてある車輌が使われているものが、「鈴虫」号の

名で呼ばれているようです。ところで写真の国鉄の気動車色と窓の周りだけが一寸

違うキハ22も今は予備車として僅か2両が残るだけで、定期運用はすべて1996年に

導入された、新鋭津軽21形により行なわれています。今や貴重品の私鉄のキハ22。

たとえ豚鼻ヘッドライトでも文句は言わ無い、いつまでも元気で活躍して欲しいィ〜。

              津軽鉄道 芦野公園 1996-9
 Photo by 松原の親方