2006年9月第1週


観光路線でもあった青梅線のもう一つの顔は、石灰石輸送を担う貨物列車でしたね。

子育て済んで再び鉄に目覚めたオジサン鉄が、青梅線で見た電気機関車はかつての

ジミ〜な茶色ではなくてスマートなブルーに身を纏った、2ツ程車輪の多いカマでした。

それでも茶色のホキに満載の石灰石を引く姿は以前と同じで、頼もしく思っていた矢先

貨物列車廃止の噂が流れ、耳を疑ってしまった!時代の流れはオジサン鉄の想像を

越え、1998年8月13日限りで石灰石貨物は廃止になってしまいました。最後の日には

各種のHM付き列車が走った様ですが、たまたま撮ったのが「ライムストーン」のHM。

「ライムストーン」とは石灰石の事だったのですね。奥多摩の山々では今でも石灰石を

採掘しているようですが、当然のことながらトラック輸送です。使われなくなった貨車は

どうしたかというと、東海地区での石灰石輸送列車用にトラバーユされたとの事でした。

これには心配性のオジサン鉄もチョッピリホッとしました。最近の貨物列車はほとんど

コンテナ列車で、通過する貨車を数える楽しみもなくなってしまいました。

              青梅線 奥多摩 1998-8
 Photo by むさちゃん(武蔵高萩)