2004年12月第2週


明星”に続く東海道本線全盛期、煌めき愛称夜行寝台急行、新幹線のお陰で西へ

トラバーユヴァージョン第2弾は、この星を見つけて祈れば願いがかなうと言われた、

大和言葉で流れ星、英語で言えばコメット、そして鉄の世界では寝台特急「彗星」!

1950年東京ー大阪の客車急行として登場、その後、華の寝台専用急行列車となり、

1964年10月までは東海道本線で活躍した後、一度消滅しましたがヨンサントオで、

新大阪ー宮崎のブルトレ特急として復活、さらに二往復に増発され、一本は都城まで

延長されました。おかげで当時の日豊本線蒸気機関車撮影の名所”青井岳”でこの

姿を見ることができました。この写真の「彗星」は20系のブルトレ編成ですが、一時は

一部583系による運転があったり、「あかつき」と併結されたりと、かなり複雑な変遷が

ありましたが、今でも健在なのは嬉しい限りです。いつまでも”流れ☆”のように輝き、

走り続けて欲しい列車です。


                   日豊本線 田野〜門石信号場 1971-8
 Photo by 松原の親方