今週のヘッドマーク探検団は、約3年ぶりに登場となる小田急キハ5000系。前回の
”長尾”に次いでの登場は「朝霧」。当時は、小田急線では特別準急と呼ばれていた
この一連の列車たち。目立たない色ということもあり、ネームはほとんど判別不能の
写真ですが、とりあえず今回はカラーということでご勘弁を。
”あさぎり”「朝霧」の由来は富士西麓の朝霧高原からでしょうが、朝の霧での高原の
イメージもあるかもしれませんね。
当時運転されていた、新宿⇔御殿場間の直通列車は、小田急の気動車キハ5000、
5100によって、全車指定で”銀嶺、芙蓉、長尾”、そしてこの「朝霧」 一日4往復運行
されていました。ちなみに国鉄では座席指定の準急扱いでした。またこの四本の中で
新宿を午前中、二番目に出るのが「朝霧」で、一番よく撮った列車でもありました。
四本の列車はその後御殿場線電化によりSSE車になり、その時にすべて”あさぎり”
に統一され、更に現在は小田急20000系とJR東海371系により新宿ー沼津に運転さ
れています。ところで、線路際に同業者が何人か写り込んでいますが、オッ!当時の
小田急キハ5000系は結構人気があったじゃん、ナンテ思うのは大きな間違いですよ。
彼らの目的は御殿場線のスター、蒸気機関車D52なんですから。
御殿場線 山北〜谷峨 1968-6
Photo by 松原の親方
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