新幹線岡山止まりの時代、岡山を西下する山陽本線は特急街道花盛り。そこを走る急行列車
「山陽」は地味な存在であったが、岡山−広島,下関を結ぶ指定席グリーン車も連結していた
れっきとした昼行の急行。今ならローカル線へドサマワリに出されそうな非冷房の153系でも、
どっこい大型ヘッドマーク付きの優等列車で、なんと「山陽」1〜9号まであったインフレ急行に
ちょっと驚き。しかし、HMをいくら大きくしても、非鉄な客は頻繁に出発する特急に足が向く、
それもその筈、途中で特急に抜かれ、下関まで1時間もよけいにかかってはねー。
山陽本線 徳山 1975-2
Photo by 武蔵高萩
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