12月第1週


96の”かもめ”以来、久々登場の蒸気機関車牽引HMはやはりマイナーなHMでした。

今の動態保存機による色々なイヴェント列車の元祖の一つ、急行「おくのと」正式名称は

”ふるさと列車おくのと”と長たっらしい名前でした。運転区間は金沢⇔珠洲で、穴水まで

急行9411・9412レ、能登線内は快速9421・9422レ、今嫌われ者の12系、当時は

バリバリの現役でしたから、編成はスロ53+オハ35+オハ35+オハフ33の4輌、当然

旧客で、スロ53はお座敷仕様、普通車は赤帯を巻いていました。しかし、1972年当時

マダマダ、蒸気牽引の列車は残っていたのに、わざわざ乗りに来るお客が居たのかと

思ったら、居るんですね、コレがディスカヴァージャパンのブームに乗った”アンノン族”

全国から北陸の小京都目指して続々と、ついでに、”あら!この電車SL列車よ”なんて

訳の判らない事言って乗ってたんです。金鉄局はホクホクだったかどうかは知りません。

能登線  珠洲 1972-5
  Photo by 一次休車