先週の５３１０形がヴィンテージで順番を間違いた感じがして影が薄くなりそうなんですが、

今週もしつこく、東武吊掛けシリーズ、５７００形快速「たびじ」の登場、特急専用車として

１９５１年颯爽とデビュー、最初は写真の半流形と当時流行の湘南型２種類があり、特に

湘南型は”猫ひげ”とか”芋虫”とか呼ばれ、ブームに乗って作っては見たものの、早い話が

失敗作、１９５６年に１７００形が登場して、急行格下げ時に半流形に改造されてしまった。

また、東武初のカルダン車（直角）として１９５３年に新造された５７２０形も故障多発に拠り

吊り掛けに改造、こうして全６編成１２両がオジサン鉄なら誰でも知ってる、東武タイプの

ジミィ〜な旧型吊掛け車になり、１９９０年度エバーグリーン賞の栄誉に輝きました。

なお、「たびじ」は当時の不定期快速全列車に共通の愛称で使用されていた。

東武日光線　　下今市⇔明神？　1977-5
　　Photo by 一次休車