12月第4週


今は”スペーシア”と言う遊園地の乗り物みたいな名前になってしまった、東武の特急。

やっぱり東武と言えば”けごん””きぬ”ですよね。でも昭和30年代の終わりごろには

その他”きりふり””さち””おじか””かわじ””たかはら””ようめい”フゥ〜疲れた、愛称は

百花繚乱状態。この写真を撮った1967年頃には、1700系特急が「おじか」”さち”

1720系がD特急で”けごん””きぬ”、として運用され、浅草⇔日光の運賃は450円、

D特急が350円、特急が250円と料金に差をつけていました。

1956年に白帯をまいて颯爽と登場した東武初の高性能車1700形、平行カルダン、

リクライニングシート、洋式WCを備え浅草⇔日光間2時間の壁を初めて破りましたが、

下今市での分割、併合の制約から、外見は如何にも東武チックのジミ〜な普通の電車、

DRC1720系が登場し、1971〜72年にかけてDRCに改造更新されてしまいました。

改造後も台車(後に交換)や床下機器に特徴を残していましたが、100系の登場で

ついに廃車・・・ と思ったら、なんと今度は200系”りょうもう”にヘェ〜〜ンシン(種車)

不死鳥の様な1700形は姿形を変えながらも、現代に生き続けています。

東武伊勢崎線  浅草 1967-夏
  Photo by カモ