2018年12月1回目

室蘭本線の苫小牧を発車列車が、平坦な海岸沿いに地球岬のある室蘭に向う途中、

蘭法華岬なる如何にも北海道らしい地名の小さな岬が、行く手を阻んでおります為に

短いトンネルがございます。そして、トンネル出口辺りならお手軽なポイントと踏んで、

現地に到着した。しかし、肝心の下り列車に対しちゃ完全な逆光、先頭しか撮れない

トンネルポータル側は順光という、アングルはともかく光線条件抜け落ちた間抜けな

撮影となっちまったのでした。その自業自得の光線条件でムリクリで撮った、列車の

中で唯一のヘッドマーク付き列車「SUPER HOKUTO」を’来る・通過・去る’3カットで

アップ致しました。’来る’は、蘭法華トンネルから頭を出して西日を真正面に受ける。

’通過’は、銀色の車体をオレンジ色にギラリと光られせながら緩いカーヴを抜ける。

’去る’は、逆光で潰れた後部貫通路んとこにようやくヘッドマークらしきLEDを見せ、

遠ざかる「SUPER HOKUTO」でございます。夕日に向って走る薄幸の振り子気動車

キハ283系、悪いのはお前じゃないぞ、悪い奴等は、お前のメンテを満足に出来ない

JR北海道を創ちゃった奴等だぜ。

室蘭本線 富浦 2011-10
  Photo by 団長