2024年9月第2回

平成の市町村大合併なる地名改悪の嵐に負けず、単独自治体を守り抜いた埼玉県

大里郡寄居町の玄関寄居駅は、町村自治体に設置されている駅じゃ、JR東(国鉄)、

秩父鉄道、東武東上線、唯一三つの異なる鉄道会社が、発着する駅でございます。

その寄居町に始めて駅を開設したのが、三面在る島式ホームの真ん中、3・4番線を

使用している秩父鉄道です。ってな事で、アップは、松原物故団員の撮影した自前の

車両だけで頑張ってった頃の寄居駅撮りでございます。先ずは、4番線に入って来た

昔々の秩父鉄道って言やぁコレ、横長サボを運転台の下に挿した、デハ100系です。

そのデハ100系の右奥に写り込んでんのは、D51牽引八高線の貨物列車ですね。

そして、複雑怪奇な更新車吊り掛けデハ100から主力の座を奪った、秩父鉄道最後の

自前の新造車、日車御謹製カルダン駆動の所謂初期高性能車の範疇、デハ500系。

今じゃ鉱石積載のヲキ・ヲキフ編成貨物レだけでございますが、昔は一般車扱貨物の

貨物レも在ったみたいですね。3両製造されたデキ200型の内、今でも現役デキ201の

次位は、秩父鉄道スム3000形有蓋車です。それから、デキ200型が履いてる台車は、

珍しい造りしてますね。WikiによるとL型軸梁式ってな、斬新な構造の高性能な台車だ

そうですが、メンテすんの大変なんでデキ200型だけで止めちゃったそうです。

  秩父鉄道 秩父本線 寄居 1967 4

Photo by 松原の親方

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