2021年6月第4回

今回の駅撮り探検団も松原団員の残してくれた、銀塩を蔵出しスキャンでアップって、

端から光線漏れ写真で失礼いたします。さて、画面の下の方が光線漏れで靄ってる

駅は、何処でしょうか?写ってんのは、9600の上り貨物レと東武のELでございます。

当時キューロクと東武の電気機関車が並ぶ駅は、寄居?でも国鉄の隣は秩父鉄道、

小川町だと国鉄と東武の位置が逆、越生じゃ線間の側線多すぎ、ってな事で正解は、

川越でございました。この画像見てノーヒントで川越って分ったアナタは、駅撮りKing。

首都圏のジ〜サン鉄ならミンナ知ってる、川越線のカマと言えば、大正生まれの古豪

「大」のキューロクこと9600でございます。その「大」39692の貨物レが、丁度出発した

とこ、E233が3面2線のホームに発着している現在からは、全く想像できない半世紀前

非電化時代の川越駅構内風景、進行現示で腕木が下がってる出発信号も懐かしい。

最後は9600貨物列車後追いカットでございますが、カマの次位に繋がれたタンク車に

御注目!この車両はミム100型水運車、国鉄時代で形式消滅した貨車でございます。

’ミ’は、水の’ミ’ですねぇ。でも幾ら昔って言ったって、水道位どこだって在ったはず、

それなのにナンデ態々水を運ばなきゃならないの?もしかして荷主は飲料水メーカー、

中身は美味しいミネラルウォーター?そんな事ぁありません。実はカマに適当な水を

飲ませちゃうとボイラーが痛んじゃうんだそうです。でも、蒸気機関車が廃止されりゃ、

当然水運車も用無しになっちゃい消滅となりました。

川越線 川越 1967-4

Photo by 松原の親方

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