2017年4月第3回

一昨年に行ったドレスデンの蒸気機関車フェアーに味を占め、今年再訪いたしました。

その時4日間泊まったホテルの最寄り駅、Dresden-Neustadtでの駅撮りを紙芝居で

ご覧いただきます。一般観光客が訪れるヴィンガー宮殿のある、アルトシュタットとは

エルベ川を挟み対岸に位置するドレスデン-ノイシュッタト、日本語にしちゃうてぇっと

ドレスデン新町なんですけど、街の興りはこっちの方が古いんだそうです。なので駅の

本屋もかなり豪奢な造りとなっております。本屋の後ろにドームに覆われた4面8線の

通過式ホームが並んでおります。そのホームに入って来たのは、DBのICカラー白色に

赤帯の客車と同じカラーリングの146型電気機関車を先頭にした、ケルン中央駅行き

IC 2048列車でございます。真新しいホームに道床、LED表示の行き先表示板や椅子

などの駅施設を見て判るとおり、ドレスデン-ノイシュッタトはリニューアルしたばかりで

ございますが、駅本屋もドームも外見は、ほぼ1900年代に造られたまんまなんですね。

新幹線ナンカが通るってぇと、お役所辺りが先頭に立ちナンタラ都市計画てぇ名目で、

元の駅施設を跡形も無く葬り去っちまい、コンクリで無味乾燥な駅を造ちゃう何処かの

国とは、石と木という素材の違いがあるにせよ、歴史に対する考え方が違いすぎます。

なんて愚痴ってると、乗車待ちのボンバルディア御謹製DBの最新型電車442型運用の

RE列車ライプチッヒ行きが入ってきました。ところで駅撮りの基本、ホーム先端からの

撮影はってぇと、雨だったんで上屋の中から望遠で引っ張ったカットだけで、ホームが

シッカリ写り込んじゃてる、インターナショナルものぐさな思鉄なのです。

DBドイツ鉄道 KBSナンバー241 Dresden-Neustadt 2017-4

Photo by 団長

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