2016年7月第5回

小さい車体にデッカイ前パンが嬉しい、前から見ても後ろから見ても何処から見ても

吊り掛け電車を適当スナップしたのは、1970年夏真っ盛り8月のことでございました。

鹿児島から宮崎、大分を巡り熊本を経由して降りた駅は、炭鉱の街大牟田でした。

ここから初乗車となる、西鉄大牟田線に乗り換え福岡に向かう心算、そのまま国鉄に

乗車して博多まで行きゃぁ均一周遊券が有効なんで、財政的にゃ助かっちゃうけど、

ヤッパここはブルーにイエローラインの1000系特急電車に乗らねば、鉄が廃ちゃう

てんで、身銭を切ってホームに上り30分ヘッドの特急を待つ間に撮ったのが、当時

西鉄の主力だったモ100形3連の各停列車でございます。左は恐らく当時最新鋭の

600形、右の鹿児島本線側線にゃチラッと蒸気機関車、当時の鹿児島本線は既に

熊本までは電化しているんで、C11らしいカマは入換機だったか?コイツの写真は

撮ってないんです。蒸気機関車なんか何処にでも転がっていた、当時の九州だった

けど、今思うと一コマだけでも撮っときゃよかった、フィルム代ケチった付けが、今に

なって響いてきちゃうのです。

西鉄大牟田線 大牟田 1970-8

Photo by 団長

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