2012年7月第1回

何やら見慣れぬ面妖な車両の登場となりました、今回の駅撮り探検団は、久しぶりの

洋物なんぞでお届けいたします。どうも日本の鉄な人達にはイマイチ人気が無い様な

海外の鉄道なんですけど、大枚叩いて撮ってきたんだもん、不評なんて気にしないで

アップしちゃうのです。運転席の後ろにタンクらしき円筒形が配置してある先頭車両、

如何見てもお客さんを乗っける車両じゃございませんね。写真ではよく判らないけど、

コヤツは3両編成1ユニットで運用されているらしい、SBBの救援車なのです。日本の

救援車といえば、ようやく廃車を免れたような使い古しの車両の最後のご奉公ってな

パターンが普通なのに、こちらスイスの救援車は出来たてホヤホヤでございました。

Type LRZ 08と言われるSBBの救援車、日本語に直せば消防救援気動車なんです。

灰色のタンク中身は、水44.000リットル、化学消化剤1.800リットル、目的はモチロン

トンネル火災なのでござます。流石にアルプスに抱かれた山岳国、スイス連邦鉄道

ならではの事業車なのです。なんて感心したけど、よく考えりゃ、日本だって立派な

山岳国、おまけに青函トンネルに本四架橋って、スイスよりトンネルが多そうですね。

こりゃ、駅の中にお店バッカリ作って喜んでる場合じゃないかも知れねぇぞ。

SBB Wnterthur 2010-4

 Photo by 団長

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