2010年12月第3回 |
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雪を蹴散らし爆煙を上げて板張りホームのミスボラシイ駅をキューロクの貨物列車が 通過していく、駅の裏は防雪林でしょうか、昔々に煙を追って真冬の北海道を廻った オジサン鉄には懐かしい眺めです。でも、今回の駅撮りの主役は蒸気機関車に非ず。 みなさん、ホームの駅名標を注目して下さいね、「幸福」って書いてあるの判るでしょ、 愛国から幸福の切符で一大ブームを巻き起こしたあの「幸福」駅でなんでございます。 当時、札幌・小樽から夜行鈍行423レに乗車すると、帯広で広尾線始発列車に僅か 数分の接続時間。そして、その始発列車の後に9600が引っ張る貨物列車のスジが 設定されていたんですね。これは夜行列車がホテルの赤貧鉄には願っても無いスジ、 そんな訳で、たまにはミーハー気分で鉄をなんて考えて貨物レを撮る為、降りた駅が この「幸福」でございました。この時期、早朝の十勝地方の気温なんとマイナス26度、 ダウンなんてお金持ちしか着られない時代、綿入りジャンバーの寒い事寒い事。 広尾線 愛国 1975-2 Photo by 団長 |