2010年12月第2回

駅撮り探検団も車両ばかりではなく、たまには由緒ある駅舎などもよいのではと思い、

今回は北九州の折尾駅。この駅は、大正年間に建てられたいかにも風格のあるこの

駅本屋だけではなく、構内にはレンガ作りの地下道や昔の面影そのままのホームなど、

駅全体がレトロムードに包まれた、鉄にはまことに堪らない鉄道施設なのであります。

これだけ往時の雰囲気をしたままならば、あわよくばこのまま文化財として保存 ・ ・ ・ 

なんて夢を見ていたら、近々高架工事が始まって取り壊されてしまう運命なんだとか、

現実はやはり厳しいのです。駅舎はどうやら移築されることになったらしいのですが、

地下道やホームはおそらく取り壊されてしまうのでしょう。またひとつ、古きよき時代の

産業遺産が一つ消えて行きますね。

鹿児島本線 折尾 2007-5

Photo by カモ

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