2007年3月第2週


 かつて東京から九州へ・・・・となると、やはり憧れはブルトレでの旅でした。きらめく

星のような存在だった栄光の20系ブルートレインも、今では見る影もありません。

そんな中で、かろうじて運転されているのが併結列車となった「はやぶさ・富士」だけ、

寂しい限りですね。それでも「はやぶさ」「富士」の名前が残っただけでもマシかなぁ?

そんこんなで、今回のHMは、EF65500牽引の20系「はやぶさ」なのです。1958年に

東京ー西鹿児島を結ぶ特急として誕生、1965年からは20系編成による運転となり、

走るホテルの一員として大活躍でした。それから30余年、夜行列車は受難の時代を

迎え、1999年にはナント、「はやぶさ・さくら」という併結列車となってしまい、さらに

2005年には名門「あさかぜ」が消えていき、「さくら」が散り。終にこの「はやぶさ」と

「富士」の併結列車だけが、かつての栄光の唯一の生残りになってしまったのです。

オジサン世代にとってはあまりに寂しい現状。なんとかして超デラックス夜行列車を

走らせて、かっての栄光を取り戻して欲しいものですね。

              東海道本線 横浜 1966-3
 Photo by 松原の親方