2005年10月第5週


 1988年2月、冬の七尾線にC56牽引による復活蒸気列車「冬の北陸ときめき」号が

運転されました。そしてこの列車はナッナント翌年からはC571+C56160の重連に。

当然ファンも色めき立ったことと思いますが、思鉄の団員は揃いも揃って休鉄冬眠!!

この列車を撮る事も乗る事も出来ずの白河夜船でした。しかもC571の集煙装置を

外した姿も、この頃はここでしか見られなかったとか。重もい鉛色の冬空の能登路を

行く姿は、さぞ魅力的だったと思います。運転区間は金沢ー穴水間、しかしながら

この列車も、1991年2月が最後の運転となりました。しかも七尾線和倉温泉までは、

今でもJRとして残っているものの、旧能登線は第三セクターののと鉄道となり、さらに

穴水から先は本年3月で廃止されてしまいました。

むかし、冬の能登半島を巡ったときに行った、珠洲や輪島も、今は鉄道の無い街に

なってしまったのがナントモ残念、今は鉄に寂しい能登半島になってしまいました。


                  七尾線 金丸 1990-2
 Photo by 名誉団長