旧型電車がゴロゴロ
1972年の新栃木&館林
ローカル支線が分岐する館林の車庫には、新栃木では見られ
ないようなさらに雑多で怪しい、だけど楽しい車両がイ〜ッパイ
     ※撮影は線路脇の道路から行いました。 1972年11月

         
では早速「館林」の車庫を覗いてみましょう

まず最初に目についたのは東武っぽくない??扁平顔を持つクハ450形
(クハ458)それもそのはずネタは旧国モハ31形の車体復旧車、17m車
でした。なんと廃車されず1973年に更新され、クハ3662になったとさ。

おっとこれまたレアな車両、元デハ10系で特急に編入されずロングシートで
ただ1両残ったクハ400。資料によると、1950〜52年まで東上線で
「フライング東上号」として活躍していたそうだ。

モハ1601は元下野電気鉄道デハニ102、買収後モハニ1671となり、1963年に
モハ1600形となりました。モータ出力が小さく使いにくかったようで、右の
モハ1602とMM固定で使用されました左のモニ1671の木製ドア、好きだなぁ。

赤い荷物電車登場!上の写真の左側に写っていたモニ1671、
これもモハ1601と同様、元下野電気鉄道出身で旧デハニ101、
買収後はモハニ1670となり、1966年にモニ1671に改造されました。
こちらは2灯式シールドビームには改造されていませんね。

最後に登場しますはクハ550形(クハ554) 元ネタは電車でなくホハ13という
客車!これら中型標準客車を鋼体化名目で1954年改造2扉トイレという付
きで、東武初のセミクロスシートとなりました東上線移籍車はトイレの
撤去が行われましたが、クハ554は最後までトイレ付きだったようです。

いや〜東武の車両って本当に興味が尽きませんね〜、自分的には
このクハ554のタイプが最も東武っぽくて好みですなお作成に当たり
「鉄道ピクトリアル392号」を参考にさせて頂きました。

このほか東武は団長の思いでの東武電車パート1
思いでの東武電車パート2
も併せてご覧下さい。

今回UPしたネガにはクモの巣状にカビがびっしりこびりつき、とても
見られないシロモノでしたダメ元で流水で洗浄してみたら、この程度の
写真であれば見るに耐える所まで回復しましたお勧めはしませんが、
どうしようもなく捨てるしかないネガをお持ちの方、お試しあれ。
 ただし失敗しても当方いっさい関知いたしませんのであしからずm(_ _)m

 

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