旧型電車がゴロゴロ
1972年の新栃木&館林

嘗ての東武電車といえば、屋根に乗せたお椀形ベンチレーターとでっかい
パンタグラフが特徴でツリカケのモータ音も荒っぽく、関東平野を突っ走って
いました70年代になると旧型車の淘汰が始まり、活躍範囲もローカルへと
追いまいました消滅寸前の旧型車、一台毎に個性のある車両は見ていて
飽きることがありません。
                 ※構内撮影の許可を頂いて撮影しま19721月


まずは「新栃木」からご覧ください

新栃木では撮影用かと思いたくなるほどきれいに並んでいました左から
5310系(モハ5311)、6000系(モハ6114)、8000系(クハ8118)

  モハ5311のサイドビュー、均整のとれた
窓配置が美しい、柵が邪魔ですが・・・

左は2両のみ存在した直角カルダン装備のモハ5800、不調だったようで
当時すでにツリカケ駆動に戻され、車内はロングシート化されていました。

東武日光行きローカル運用をこなすモハ5319他4連
吊り掛けモータの音が今でも耳に響いてきます。

おぉっ!きたきた往年の東武フェース、更にデッカイパンタが嬉しい赤一色
で魅力半減となってしましったモニ1473、元は1928年汽車製クハニ2形。

モハ5310形の相棒クハ350形(クハ355)ルーツは大正生まれのホハ35
(客車)で、クハ508を経てクハ355になったという複雑な車両。

新栃木の撮影を終え、次は館林へ向かいました。

館林では発車待ちのモハ5340の車内を覗いたら・・・おぉっ!天井を見よ〜、
クーラーどころか扇風機もない!!ロングシートもどことなくレトロチック、
床もシートの妻板も木製だったんですネ。

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