08年3月2回目


前回はチッタァましな湘南フェースでしたが、今回は小難どころか、大難フェースの

センターピラー顔で真っ平御免蒙ります。1985年(昭和60)にデビューした伊豆急の

2100系、登場時には本当にセンセーショナルな車両でした。先頭の展望席は言うに

及ばず、海側・山側非対称のボディに独特の座席配列で風光明媚な東伊豆海岸の

景色を車窓から満喫出来るようにした、意欲的な設計の車両でしたね。聞くところに

よると、混雑時の着席率確保より、ゆったりとした座席配置で観光というコンセプトを

前面に打ち出したのだとか。たしかにクロスシートに改造したと言っても、元東急の

セコハン4扉銀箱通勤車8000系じゃゆっくり温泉気分にはなりませんよね。

さて、この2100系1次車(R-1編成)は2004年に下田開港150周年記念で「黒船電車」

に塗装変更され、2006年に勇退してしまいました。そう言えば、隣に写っている狭い

側窓のサロ110もいつの間にか懐かしの存在になってしまいましたね。

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  東海道本線  熱海  2005-11
Photo by
カモ