5月2回目 |
加越能鉄道最後の新製湘南フェースは、1964年5月富士重工で誕生したキハ187。 3扉、両運転台でシートこそロングですが、エンジンや台車は国鉄キハ20と同様の 最新鋭車でした。しかし加越能鉄道での活躍は10年にも満たずして路線は廃線。 関東鉄道に引き取られ片運転台化、中間扉を両開きにしてステップを廃止、前照灯の シールドビーム化等の改造を施され、形式記号もキハ721と改められて1989年まで 常総線で使用されました。廃線間近のためか前面塗装が思いっきり褪色していて、 新製10年未満の車両とはちょっと信じられませんね。廃線間近の哀れさがいっそう 感じられる加越能鉄道の状況が良くわかります。 加越能鉄道 石動〜南石動 1972-8 |