2009年3月3週


今年の正月、残った18切符を使い倒そうと、あれこれ考えた結果、紀州鉄道で未だ

現役で活躍している耶馬溪線(大分交通)の忘れ形見、湘南フェイスのDCキハ603を

拝見しようと思い30数年ぶりの紀勢本線乗車となりました。思鉄が昔乗った紀勢線は

本線とは名乗っても、当然のように非電化単線でした。和歌山口でも普通列車のうち

半分は茶色い旧型客車で、DLに引っ張られ悠然と和歌山市駅に出入りしていました。

優等列車だって主力はキハ58や55運用の急行「きのくに」や「紀州」でしたね。そして

今週のHM探検団登場の「くろしお」は当時もキハ81の特急として走っていたけどねぇ、

今時の381系の電車「くろしお」とは同じなのは名前だけ、格はダンチでございました。

名古屋〜天王寺間は僅か一往復、列車番号だって特別急行列車の勲章下り1D上り

2Dの一桁番号だったんですよ。それに引き換え今時の381系「くろしお」は急行列車を

無くしちゃった国鉄、快速列車設定に知らん振りJRのお陰で、定期券で乗れる単なる

有料快速でございますね。 

             気勢本線 御坊 2009-1
 Photo by 団長