2007年11月第3週


 夜行列車受難の時代、夜の上野口の夜行列車もめっきり寂しくなりました。そんな

中で現在も健在な寝台特急「北陸」、今日も旅人の夢を乗せて走り続けています。

「北陸」はその名の通り東京と北陸地方を結ぶ、上越線経由の夜行急行列車として

1950年に誕生。一貫してこの区間を走り続けてきました。1975年には20系ブルトレ

の特急に格上げ。その後車輌は14系に変わり、また1999年からは編成も短くなり

ましたが、まだまだ貫禄がありますね。

この写真は上り「北陸」ですが、日の長い時期じゃないと撮影が難しい列車です。

しかし高崎線内で先行の「能登」そして「北陸」、ちょっと遅れて「あけぼの」と撮れる

だけに、私もここ数年何度か狙ってみました。ただし今年は地震の影響で夏の時期

運休、来年はもっと撮るぞ〜。しかし車輌もちょっとくたびれ気味だけに、その将来が

心配な列車でもありますね。

             高崎線 吹上〜行田  2007-6
 Photo by 松原の親方