特急「加越」は1975年に登場した米原始発の北陸連絡特急です。湖西線が開通すると
”雷鳥”は湖西線経由となり、米原を通るのは”しらさぎ”だけになってしまい、東京方面
からの連絡を確保するために誕生しました。
車両は国鉄色の485,489系で当然ボンネットタイプも運用に入ることがあり、鉄格好の
被写体でした。「加越」にはその後誕生した”きらめき”用のグレードアップ車も運用に
入る事がありました。「加越」は”きらめき”を統合し新型の683系に運用の置換わって
サァ〜これから大活躍っと思ったのも束の間、2003年10月改正で”しらさぎ”に統合、
「加越」の愛称は敢無く消滅してしまいました。末期は本数も少なくなった「加越」ですが
HMの片隅にL特急の名残りが見られますね。
北陸本線 明峰〜小松 1999-1
Photo by 武蔵高萩
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