2005年2月第2週


特急「加越」は1975年に登場した米原始発の北陸連絡特急です。湖西線が開通すると

雷鳥”は湖西線経由となり、米原を通るのは”しらさぎ”だけになってしまい、東京方面

からの連絡を確保するために誕生しました。

車両は国鉄色の485,489系で当然ボンネットタイプも運用に入ることがあり、鉄格好の

被写体でした。「加越」にはその後誕生した”きらめき”用のグレードアップ車も運用に

入る事がありました。「加越」は”きらめき”を統合し新型の683系に運用の置換わって

サァ〜これから大活躍っと思ったのも束の間、2003年10月改正で”しらさぎ”に統合、

加越」の愛称は敢無く消滅してしまいました。末期は本数も少なくなった「加越」ですが

HMの片隅にL特急の名残りが見られますね。


                  北陸本線 明峰〜小松 1999-1
 Photo by 武蔵高萩