働くオトーサン達を運ぶ為、なりふり構わず所沢工場で大量の通勤車両を作ってきた西武に
一大転機が訪れたのが1969年の秩父線開通!観光地秩父までロングシートの通勤車両で
特急を運行する訳には行かず、堤さんが清水の舞台から飛び降りた気になって日立製作所に
発注したのが西武初の本格的優等列車用車両、5000形レッドアロー2編成。
当初は平日2往復、休日4往復でスタートした特急”ちちぶ”号も、その後徐々に本数を
増やしていきました。その後開通騒ぎも治まった1976年、西武農業鉄道沿線の住民から
如何して、”新宿線には特急が無いの”と言われたか知りませんが、新宿線にも待望の特急
「おくちちぶ」が西武新宿⇔西武秩父に休日1往復で登場、所沢と飯能で2回も方向転換する
鉄大好き運行でしたが、1993年のダイヤ改正で”小江戸”号本川越発着に変更で遭えなく 消滅。5000形も1995年に引退、今は立山連峰を望みながら静かに余生を送っています。
西武秩父線 西武秩父 1976-4
Photo by 一次休車
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