2023年5月回2目

前回のヘッドマークは、最後に残った381系特急仕業「おき」にアヤカリでアップした、

最初に381系が運用に入った中央西線の特急「しなの」でした。そこで、今回のHMは、

1973年の全線電化後も国鉄の懐具合が影響か?「しなの」を完全電車化するだけの

381系が、揃わ無かった為に2年後の1975年まで走った、気動車キハ181系「しなの」

でございます。前回のコメのとおり、381系より37分余分に所要が掛かった181系の

「しなの」でございますが、キハの特急料金オマケしちゃうなんてぇ事ぁ当然無くって、

速くっても遅くっても同じ料金ふんだくられました。しかも、2往復あったDC運用の内

スジ1本は、1往復だけ設定されてた大阪〜長野ってな、当時の塩尻スイッチバクで

営業距離442.7km長距離走行スジでした。ちなみに、大阪8:20発4011D「しなの」5号

長野着14:58所要7時間18分ってなダイヤでございました。きっと只でさえ必要本数

足らない381系を大阪発着のスジに充てたら、電車化「しなの」の本数を減らすっきゃ

なかったからなんでしょうね。でも物は考えよう、キサシでユルリとしながら木曽路の

鉄旅を楽しむのも宜しかったかも。しかし、不思議に思うは、大阪発着の「しなの」を

あのJR東海が、よく2017年まで残してたってぇ事なんです。

信越本線 長野 1974-8
Photo by 松原の親方