2021年12月回1目

コロナなんぞ無縁だった2年前(2019年)の事、箱根の御山に先行き怪しくなってきた

箱根登山のモハ1・2を撮りに行った時、大平台に入って来た2000形が貼っけていた

「St.Moritz」てぇヘッドシールをアップでございます。青いスイスアルプスの真ん中に

でっかいコピーで「St.Moritz」、その上にゃ小っこい字で「Anniversary 30th」下側の

赤いリボンの中にゃ「1983.3-2019.3」って書いてありました。横文字にゃからっきしの

アッシ、如何にか解読したヘッドシールのコピーは、’30周年記念サンモリッツ’ってな

意味だろうと思いました。でも、’30周年記念サンモリッツ’のどこが、箱根登山鉄道と

関係あんの?そうだ、日本有数の観光地箱根町と欧州有数かどうか分かんないけど、

有数の高級リゾートサンモリッツが、姉妹都市になってから30年経ったんで、其れを

祝ってのHMに違いないって思いググったら、日本の姉妹都市倶知安でございました。

んじゃ何の30周年なの?で、もう一度ヘッドシールを舐める様に見ちゃう、漸く気付く

「1983.3-2019.3」の数字でした。1983年って言やぁ、箱根登山鉄道初の冷房車として

サンモリッツ号の愛称で2000形がデビューした年でございました。なんだよ、そんなら

漢字とカタカナで「祝う登場30周年記念サンモリッツ号」書きゃ、直ぐ判ったのにって、

自分の鉄分の少なさを棚に上げて愚痴る、ジ〜サン鉄のアッシでした。

箱根登山鉄道 鉄道線 大平台 2019〜5
Photo by 団長