2021年10月回1目

昔々の非電化時代、紀伊半島をぐるり回って名古屋〜天王寺間を結んだ、キハ81や

82の気動車特急「くろしお」でございましたが、1978年和歌山操〜新宮間電化により

振り子電車381系に変更、区間も天王寺〜新宮に短縮になりました。最もそのまんま

気動車で通し運転したって乘るヤツァ、鉄以外限りなく0%に近い数字になるのです。

10年と一寸前にも同じ御坊で撮った「くろしお」アップしたんですけど、JRになってから

なんで、381系でもくろしお色って呼ばれる、青白基調のカラーリングでございました。

今回の「くろしお」は、車両は同じ381系でも国鉄時代の撮影なんで、アッシなんかに

とっちゃ、特急って言やぁ電車も気動車もクリームと赤の2色、これしかございません。

でも、381系よっか気になっちゃうのが、左っ側に停まってるEF58の方じゃないっすか?

機番は「竜」の149号機、381系が停まってんで見えないけど、カマの後にゃモチロン

旧客が連なっております。EF58が本務を務めるのは、恐らく早朝新宮発の121レで

ございます。ゴハチの停まってるホームの向こうにゃ、側線に転がってる有蓋貨車が

見えちゃう。こんなシーン見る度国鉄>JRって思うのでございます。

紀勢本線 御坊 1981〜8
Photo by 松原の親方