2021年7月回2目

前回のマトモなヘッドマークとは真逆、以前にアップした「八甲田」と同じまやかし物の

デッキマークは、名誉団長撮影20系夜行寝台急行「天の川」のでございます。アッシャ

このネガスキャンするまで「天の川」てぇなぁ、’荒海や佐渡に横たふ天河’って、俳聖

芭蕉翁の詠んだ如く新潟行だとばっか思ってったら、秋田行きん時もあったんですね。

新潟行「天の川」秋田行「鳥海」ってなアタマしか無かったんで、調べてたら1972年に

運転区間を秋田まで延長してたんですねぇ。ちなみに1974年1月号の時刻表を捲って

見るてぇっと、「天の川」は新潟白新線経由だけど、「鳥海」の方は新潟にゃ寄らないで

新津から直接羽越本線経由秋田でございました。そして、上野発時刻も「天の川」は、

22:38とギリギリ新潟早朝着可能なスジ、一方「鳥海」の秋田着時刻は8:16と、朝から

働く出張オト〜サンがこき使われるスジでした。だけど、羽越本線走って「天の川」は

ないよなぁ〜、せめて出羽三山の内気動車急行で使用済みの「月山」以外、「羽黒」か

「湯殿」にすりゃ良かったのにね。でも、どんなネーミングでもテールマーク「急行」じゃ

洒落にならねぇや。

羽越本線 秋田 1980〜10
Photo by 名誉団長