2021年6月回2目

今回はヘッドマークに非ず、テールマーク探検団でお届け特急「紀伊」でございます。

急行時代から様々のパートナーと併結して運行され、マイナーなイメージの「紀伊」、

名古屋で分割されると列車番号変わるのは、必ず「紀伊」の方でしたねぇ。この時の

パートナー「出雲」は、14系客車から285系になり「サンライズ出雲」として今も健在で

ございますが、「紀伊」の方は1984年、国鉄解体を待たずに廃止されっちまいました。

紀伊半島先端の各都市は、首都圏から実距離的には割と近いんだけど、JR東海の

御神体新幹線も名古屋まで、後はひたすら在来線てぇのが、今も変らない鉄道での

移動手段でございます。ウッキに拠ると「紀伊」廃止直前終着紀伊勝浦到着時刻は、

07:22となっております。現行ダイヤで紀伊勝浦07:30到着するにゃ、東京駅を前日の

18:00のひかり101号乗車しても新宮着23:14でお終いなのでございます。「紀伊」なら

当時のスジで東京21:00発で朝の7時過ぎに紀伊勝浦に到着、新幹線よっか遅く出て

新幹線よっか早く着いちゃうですよ。昼や夕方に着きたいなら新幹線、朝着きたきゃ

夜行列車って、昔は自由に選択出来たのにナンデ今は、出来なくなっちゃったの?

って、一通り愚痴った後で、牽引機のご紹介でございます。紀勢本線と言えばカマは

DF50でございますが、特急の「紀伊」は、赤字国鉄精一杯のサービスか当時の「亀」

最新鋭DD51の仕業でした。

紀勢本線 新宮 1981-8
Photo by 名誉団長