2021年4月回2目

ヘッドマーク探検団、今回も前回に引き続きまして北海道の特急列車でございます。

これで3度目の登場となった特急「ライラック」でございますが、国鉄時代からドップリ

鉄に嵌っちまった御仁にゃ、嬉しい特急色に免じてお許しを。HMだって「エアポート」

抜きの多分特急の「ライラック」としてはお初のデザイン。でも室蘭〜札幌〜旭川間の

L特急で端から9往復も走ってた781系なんで、車体色やHMをレアと言うにゃチョイト

憚っちゃうのでございます。そこで「ライラック」の停車してる駅に注目、ガラス張りの

待合室にホームや上屋、出来立てホヤホヤってな感じじゃございませんか?781系の

上に見える白い橋上駅舎の屋根に立っている駅名のサインボード、左側だけ半欠け

だけど「空港駅」って読めますよね。実際にゃ更に、「千歳」の2文字がホーム上屋に

隠れているんです。ってな事で、781系「ライラック」が停まっているホームは、現在の

南千歳のご先祖様、’千歳空港駅’でございます。駅舎から続く歩道橋も千歳空港の

ターミナルビルに直結してました。よく見りゃ番線も現在と逆、空港側が1番線ですね。

しかし、青函連絡船は健在だった時代、北海道まで飛行機で来るとは思わなかった、

初めて時間を買った渡道でございました。

千歳線 千歳空港(現南千歳) 1981-1
  Photo by 松原の親方