スイス・ドイツ乗り鉄駅撮の旅

日光東照宮の三猿は「見ざる言わざる聞かざる」ですが、横文字が苦手なオジサン鉄の
ヨーロッパ一人旅は成田を飛び立てば帰国までは「読めざる言えざる聞こえざる」状態です。
艱難辛苦を乗り越えて行って来ました欧州へ、撮った写真を元にして旅の顛末綴ります。

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2月14日NEXで成田へ向う、普通なら運賃お得な京成スカイライナーで行くところだが、帰りのフライトは貯まったマイルでビジネスクラスへアプグレード済み、気分が楽になり思わず普通なら乗らないNXEを奢ってしまった。頬が緩みっぱなしで成田へ到着、早速スイスエアーのチェックインカウンターへ直行係りのオネイサンに航空券とパスポートを渡してアップグレード用のシール貼付を頼み、ついでに行きの席に付いて「通路側御願いします。アッそれから、もし満席じゃなかったら、横の席を空けといて貰えますぅ〜」っとイツモのリクエストを駄目モトで御願いすると、オネイサンは「少々お待ち下さい」と言って上司らしき男性のところへ行って何やら相談の様子。相談終ってカウンターへ戻ったオネイサンが発券した搭乗券を自分に差出す。「お客様にはコチラの搭乗券をご用意させて頂きました。」そう言われて受け取った搭乗券はなんとビジネスクラスでした。ウォ〜こいつぁ〜ラッキー、僅か8万の航空券が50万以上に化けた勘定、この時点で旅行代の元は取れたどころか大幅黒字、意気揚揚と欧州へ旅立ちました。ラクチンシートのお陰で12時間のフライトも疲れなくチューリッヒクローテン空港へ無事に到着、SBBの窓口でユーレールパスに有効印を押印して貰う。

階下のホームへ降り停車していたSバーンに乗り込む。空港駅のトンネルを出ると程なくジャンクションのオェァリコン、窓の外は旅行中の天候を予告するかの如く雪が舞っていた。チューリッヒ中央駅の一つ手前、ハートブリュッケで下車してネットで予約したホテルibis へ向う。

 

ホテルと言えば、今までは現地に着いてから観光案内所などで紹介して貰っていたけど、ラッキーなホテル、アンラッキーなホテル、とにかく紹介されたホテルに行ってみるまで当りか外れか判らないのがチョット心配でした。そこで思い付いたのが日本で言うところのビジネスホテルチェーン、これならお値段お手頃、どこで泊まっても均一サービス、同レベルの部屋に泊まる事が出来るって寸法、これを出発前にネットで予約しておけば、現地に着いても安心ですね。今回宿泊のホテルibisもそんなビジネスホテルチェーンの一つなんですね。

 

チェックインが終ると荷物を部屋に放り込み、外は暗くなりかけているけど、直にチューリッヒ中央駅に行き早速駅撮りを開始、ホームには赤やダークグリーンに交じってオレンジとベージュに塗られた旧EC色のRe4/4がいました。暫し駅鉄と駅前の通りを走るトラムを撮り、

 

夕食を食べににバーンホフシュトラッセにあるデパートの食堂に行く。コチラのデパートの食堂はみなセルフサービスのビュッフェ方式、言葉の心配も要らず、食べたい物が目で確認できる上に値段もレストランより安いので利用価値大なんですね。夕食も済み、スパーに寄ってミネラルウォーターを買ってからSバーンに乗りホテルへ帰る。

 

2月15日
起きて窓に目をやると、覚悟はしていたけれどヤハリ天気は雪模様。手早くホテルのレストランで朝食を食べ中央駅に向う。10時発のIC918レに乗車BernでIC2518レに乗り換えPalezieuxを目指す。今日の目的はスイス南西部にあるtpfと言う私鉄、この鉄道は幾つかの小私鉄が集まって出来た為にナローゲージとノーマルゲージの2種類の軌間が存在する。Palezieuxに着き駅の外に出ると、駅を背にして右側に屋根も無い低いプラットホームに2両編成の電車が止まっていた。

 

マズは車掌さんにユーレールパスが通用するかを確認すると、答えはOKだったので、先頭のクハに乗り込む。途中Chatel-st,denisと言う駅でスイッチバック、ひたすら雪の中を走りBulleへ到着、この駅はtpfの中心駅でRomontからのノーマルゲージの線もココが終点、Broc-fabriqueへ向う支線もココから出ている。また、車庫もあり面白そうな車両が一杯留置されていた。電車は数分停車して終点のMontbovonへ、この駅はパノラミックエクスプレスで有名なMOBとの接続駅。駅の時刻表を見ると数分でMOBの列車が来て上下交換するので、その列車を駅撮りしてからBulleへ戻る。

 

今度はノーマルゲージの線に乗車してRomontへ向う。乗車した列車は編成後部に電気機関車が付いたプッシュフル編成で、推進する電気機関車ナント!旧東ドイツ国鉄(DR)の特殊電圧機だった242型交流電気機関車のAe417型、まさかDR242型にスイスで見られるとは思っても見なかったのでチョット得した気分になった。

 

Romontからは冬でも晴れが多く滅多に雪も降らない筈のレマン湖畔のLausanneに。自分の乗った列車はレマン湖を一望できる小さな駅を幾つか通過してLausanneに到着しましがやはり雪模様で時間も15時を過ぎていたので、一服してスゴスゴとチューリッヒへ退散する事にしまた。
しかし、空港駅とチューリッヒ中央駅以外貼り付けた写真全部に雪が写ってるんだから、ホントやんなっちゃうよね。これから先も思いやられるよ。

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