スイス鉄道初体験

1987年、生まれて初めての海外旅行はスキーツアーで、スイスのツェルマットへ
目的が違うだけに鉄の方は侭ならず、そこで帰り際の定番パリ観光をキャンセルして、
同行の松原団員等とツェルマットからチューリッヒまで、地図を見て適当に選んだ
コースでスイス横断の乗り鉄したのが唯一の鉄行為、今回はその時の駅撮り写真の
中からスイス最大の私鉄、BLSを中心にUPしてみました。


ツェルマットから約1時間、BVZ鉄道の終点Brigに到着、BVZのBrig駅はSBB、BLSの駅前の道路上に有り、
氷河急行で有名なFO鉄道の始発駅、線路は更にRhB鉄道に接続、遥かイタリアのTiranoまで続いています。
メーターゲージとは言え、EL牽引の客車が何両も路上から発着する様は日本では見られない光景です。


BSL、SBBが集まるBrigは西ヨーロッパとイタリアを結ぶ交通の要所、シンプロントンネルの北の入り口です。
その為、SBBやBLSのELに牽引された、ドイツやフランス、イタリアからのECが各国の客車を牽引して発着、
鉄な人なら1日いても退屈する事が無いでしょう。


駅の北側にBLSの機関区があり、ホームの先端からある程度撮影が可能です。この時我々はBLSのEL対して
知識は全く無く、車体が茶色でどこと無く日本の旧型直流機に似ていると思いながら、適当に撮影して満足。
撮影を終えた我々をのせた列車はBrigを出発。列車は出発して直ぐに鉄橋を渡ると何と!機関区北側の急峻な
岩山を上り始めた。そこで我々の見た車窓からの眺めは生まれて初めて体験した、素晴らしい!光景、しかし、
間抜けな事に写真を1枚も撮っていない、”撮っときゃ良かった欧州編第1号”。


列車は16.612KMのレッチェベルクトンネルを通過、Spiezに到着、ここで乗り換え、接続時間が余り無く、急いで
撮影。Spiezから東西にBLSの支線が別れ、西に行けば、Zweisimmenで、パノラミックエクスプレスの始発駅、
我々が乗り換えた、東へ向かう線はユングフラウヨッホで有名なベルナオーバーランドの中心地Interlakenへ。


Interlaken-Ost に到着、ここからは私鉄のBOBが国際的リゾート地、Grindelwald方面に、それから我々が
乗る、SBBのBrünig線が分岐、地図だけ見て適当にルートを決めた我々は乗車するまでBrünig線が狭軌線だとは
判らず、乗ってビックリ、さらに途中数ヶ所にラック区間があり、またビックリで、驚きの連続。列車は幾つもの湖を
縫うようにして美しい風景の中Luzernへ、ところがその美しい風景
”撮っときゃ良かった欧州編第2号”なんです。


我々が到着したLuzernは駅の新築工事の真っ最中でしたが、初めて見た頭端式の終着駅に、夢の世界がまた一つ
現実になり感激、しかし次の列車との接続時間が殆んど無く、ゆっくり駅を探索出来ず、最終目的地Zürichへ向かう
このスイス乗り鉄初体験のカルチャーショックが自分の西洋かぶれ鉄の原点です。

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