2022年12月第3回

都内に残っている路面電車のカテゴリーに入る軌道線と言えば、鉄道なんか利用した

事なんか無いんじゃないかと思われる、何っ処のお偉いさん達が、’東京サクラトラム

なんてぇE電レベルのキラキラネーム付けっちゃった、都電荒川線と東急世田谷線で

ございます。その世田谷線に玉電時代から走っていた、80系150系の引退間近ってな

情報で訪れた、若林での駅撮りをアップです。先ずは、松陰神社前から緩やかなS字

カーヴを描きながら勾配を下って若林駅に接近する、引退間近で旧色になった80系、

見慣れたオデコのライト1灯が、窓下部に移動しちゃったのは、なんだかなぁでした。

世田谷線名物の環七を横断する若林踏み切りの為か、同業者もそれなりに出動中も

激パなんてぇ事は無く、和気あいあいと撮影中です。近頃のSNS命の無趣味な輩が、

騒ぎそうな位置から撮影中の鉄、実際は遮断桿の上った踏み切りに立っています。

コチラは、側面コルゲート板からステンレス車体の初期高性能車と思っちゃう、実際は

吊り掛け駆動だった、玉電最後の新造車150形でございます。200形程斬新じゃ無く、

80形程長い間主力として活躍も無く、製造数僅か4両のアッシ的にゃ地味車両でした。

環七横断若林踏切ですれ違う新旧の車両、世田谷線の主役となった300形と玉電の

思い出詰まった80形でございます。それにしても、最盛期は200kmを越えたお江戸の

路面電車、現存2路線のご先祖様が、点一つ有無の違いとは言え、王電と玉電とは!

 東急電鉄 世田谷線 若林 2001-1

Photo by 団長

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