2021年7月第4回

今回は駅撮りならぬ、電停撮りをアップでございます。現在(2012年)から54年ほど前、

それまで細かい開閉はあったものの200km余の路線を有した、都電に交通渋滞やら

赤字やらと霞が関や桜田門辺りから難癖を付けられ、廃止が決定いたしました。その

廃止路線で最初に無くされちゃった1つが、飯田橋〜品川間の3系統でございました。

その3系統若葉一丁目電停でスナップしたのは、新宿の国鉄青梅街道ガード東側から

出ていた、元西武軌道線で1067mmゲージの杉並線専用だった2000形でございます。

画面真ん中上、都電の横に建ってる信号用支柱の右側に黒く見えるのは、丸の内線

四ツ谷駅、その上の白いビルが半世紀後の今も健在、雪印の本社なのでございます。

若葉一丁目を出た都電は、単線の専用軌道となり外濠通沿いを赤坂見附に向かって

紀之国坂を下っていきます。なので、上のコマに写ってった信号機は、単線区間用の

閉塞信号ってなとこでしょうかねぇ。それにしても、2コマ目のバックに写ってるビルが、

近景にホテルニューオータニ、遠景に霞が関ビルのたった2棟だけとは!

 都電3系統 若葉一丁目 1967-12

Photo by 団長

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