2021年5月第3回

昔は関西の軽井沢的な避暑地として賑わったそうな、神鉄鈴蘭台周辺でございます。

その鈴蘭台から分岐する粟生線の次の駅が、今回アップの鈴蘭台西口でございます。

避暑地だった頃は、鈴蘭ダンスホール前なんて如何にも昭和モダンな駅名でしたが、

現在の鈴蘭台西口は周辺は、観光たぁ無縁の大都市近郊の新興住宅地、利用客は

殆ど居住者の方々、要するに非鉄な方にとっちゃ極めて地味な駅なのでございます。

ってな事で、久々の地味駅シリーズ先ずは、駅間500mの西鈴蘭台から50パーミルを

シュワッチと駆け上がって来る、3000系ウルトラマンをラッチ外直ぐのコモ谷踏切より

スナップでございます。1990年生まれの後期製造なれど、今や貴重な思鉄風湘南Fに

オールM抵抗制御、乗降時に床下からの熱風を受けりゃもう堪らないのでございます。

上り方面ホームの先は、直ぐ峠越え短い隧道と50パーミルの急勾配が、鈴蘭台から

その続いております。その急勾配の隧道を抜けて来たのは、これぞ正真正銘昭和の

電車は、貫通扉付きシンメトリー正面3枚窓1000系列2ドア車デ1100形でございます。

片面ホーム1線鈴蘭台西口の駅舎は、身の丈に合った質素な造りが、好ましいのです。

最後に帰りの乗車列車を駅撮りってんで待ってたら、50パーミルを登って現れたのは、

ヤッパ神鉄で鉄するなら一番嬉しい1000系列でございました。駅を挟んで上下方向共

50パーミルの急勾配、そのサミットにある鈴蘭台西口は、気軽に神鉄を体験出来ちゃう

駅でございました。

神戸電鉄 粟生線  鈴蘭台西口 2010-10 

Photo by 団長

<<Prev   Page 32  Next>>