2012年8月第3回

200系特急りょうもう号が、フランジを軋ませながら急カーヴのホームを通過して行く、

昼下がりの東武堀切駅。昔は地面にピッタンコ張り付いて走っていた電車も、今じゃ

都会と言われる所では、地下化やら高架化で、地面と縁遠くなっちゃいましたねぇ。

東武伊勢崎線もご多ぶんに漏れず、都内で昔ながらの地平駅は堀切と両隣の牛田、

鐘淵ぐらいしかございません。その中でも鐘淵と並び昭和の面影を残っているのが、

ここ堀切じゃないでしょうか。幅の狭いホームに架かる屋根を支えている古レールに

ラーメン架線柱、オジサン鉄の好ましい鉄道施設がそこかしこにみえますね。そして

近頃は黄色の点字ブロックに押されて、生息激減数の白線が、シッカリと残っている

ホーム、コレマタ嬉しいのでございます。なんでもない駅撮り写真ではございますが、

オジサン鉄には何故か心が安らぐ駅風景なのです。

東武伊勢崎線 堀切 2009-2

 Photo by 団長

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