2011年6月第1回 |
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紀勢本線和歌山駅ホームに3本並んだ電車達、右はかつて京阪神間で新快速として 阪急・京阪・阪神の向うを張って韋駄天振りを発揮した117系。真ん中と左は顔こそ 違えど、高度成長期に働くオト〜サン達を朝な夕な、ベルトコンベアーの様に運んだ 103系がご先祖の105系、国鉄時代から働いている車両の同窓会の様でございます。 こういう車両が駅で拝めるってぇのは鉄な人達にゃ、タイヘン宜しい眺めなんですね。 117系は紀勢本線の普通列車御坊行き、転換クロスに座って海辺の景色なんぞを 眺めながらの旅もなかなかです。左の105系は和歌山市駅までの短距離運行、所要 僅かの6分ですから立っても座っても逆立ちしても平気でございます。でも、真ん中の 105系の行き先はナント!王寺なんですぜ、和歌山駅から89.3km所要2時間半弱、 両開き4ドアロングシートのハコに揺られる訳なんす。しかも、非鉄な人が全線通しで 乗ることなんざぁ無いっと思ったらオォ〜マチガイ、18切符通用期間中になるてぇと、 非鉄な善男善女も結構乗車しているんですよ。若い頃から八甲田、143レで鍛えた アッシの尻の皮でさえ、悲鳴を上げっちまいそうな105系、非鉄な人なら全線走破は 決死の覚悟がいるかも知れませんね。 紀勢本線 和歌山 2009-3 Photo by 団長 |