2011年5月第4回

ミシュランガイドブックのお陰か、都民のお手軽観光地から一躍インターナショナルな

観光地なった高尾山。その高尾山麓の高尾山口駅まで、当時休止線だった御陵線の

一部を利用して、高尾線が開通したのは40数年前1967年10月1日ことでございました。

そして、開通間もない頃に高尾線を訪れ、この露出不足の写真を撮ったんですけど、

何でわざわざ、こんな時間に写真撮りに行ったのか、ゼンゼン記憶がございません。

しかし今となれば、露出不足でもピンボケでも撮っといて良かったぁ〜、っと思うのが

ホームで発車待ちの1400形なんですよ。この1400形、臓物にハコや足元など色々と

手を加えられて居りますが、元を糺せば井の頭線の前身だった帝都電鉄が開業時に

揃えたモハ100形の生き残りだったんでございます。もっとも、当時は高度成長期の

真っ最中だった日本じゃ、「新はGOOD古いはBAD」の思考が蔓延、当然1400形も

スクラップとなり、今じゃ影も形もございません。

京王帝都電鉄 高尾山口 1967-10

Photo by 団長

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