現在の姿に成るまで、複雑な移動と線路の付け替えを経た近鉄の橿原神宮前駅は
標準軌(1435mm)旧大軌橿原線と狭軌(1067mm)旧大鉄、吉野鉄道の南大阪線・
吉野線が交わる駅、構内は配線マニアが泣いて喜ぶ標準軌と狭軌の混在も一部に
見られるんですよ。なので、橿原線発着用1番線の隣には狭軌線発着ホームがあり、
番線振り分けも南大阪線・吉野線発着ホームから連番で8番線になっているのです。
そんな橿原神宮前駅ならではの車両が、運良く撮る事が出来た、モト97とモト98の
電動貨車コンビなのでございます。現在南大阪線・吉野線の狭軌線に車両工場は
無く、全検などは大阪線の五位堂検修車庫が一手引き受けの為、仮台車を履いて
自走出来ない狭軌車両のアッシー君として活躍している車両だそうです。さすがに、
標準軌からナローまで各種軌間を合併を繰り返して、取り揃えた近鉄じゃなければ
見られない電動貨車の運用ですね。 近鉄橿原線 上橿原神宮前 2009-2 Photo by 団長
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