2011年4月第4回

現在の姿に成るまで、複雑な移動と線路の付け替えを経た近鉄の橿原神宮前駅は

標準軌(1435mm)旧大軌橿原線と狭軌(1067mm)旧大鉄、吉野鉄道の南大阪線・

吉野線が交わる駅、構内は配線マニアが泣いて喜ぶ標準軌と狭軌の混在も一部に

見られるんですよ。なので、橿原線発着用1番線の隣には狭軌線発着ホームがあり、

番線振り分けも南大阪線・吉野線発着ホームから連番で8番線になっているのです。

そんな橿原神宮前駅ならではの車両が、運良く撮る事が出来た、モト97とモト98の

電動貨車コンビなのでございます。現在南大阪線・吉野線の狭軌線に車両工場は

無く、全検などは大阪線の五位堂検修車庫が一手引き受けの為、仮台車を履いて

自走出来ない狭軌車両のアッシー君として活躍している車両だそうです。さすがに、

標準軌からナローまで各種軌間を合併を繰り返して、取り揃えた近鉄じゃなければ

見られない電動貨車の運用ですね。

近鉄橿原線 上橿原神宮前 2009-2

Photo by 団長

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