2011年2月第4回

季節はもう直ぐ弥生三月、春一番が吹き荒れ、春間近なんですね。でも、2月最後の

駅撮り探検団は雪景色でお届けでございます。駅撮りと言いながら、駅らしい施設は

ナァ〜ンニモ写っていませんね、でも今は無き名寄本線上興部で撮った正真正銘の

駅撮り写真なんですよ。このトラ塗り9600を撮った時、天候は雪景色なんて生易しい

表現じゃなくって、マサニ白魔という言葉が似合うような強烈な雪が視界数メートルの

白いカーテンを作り、信号機も当時はお約束のハエ叩きも全てが白いカーテンの中、

最悪の空模様でございました。カマが出す音も豪雪に吸い取られ白いカーテンから

突然蒸気機関車が現れ、慌ててシャッターを切ったってなグワイでしたね。当時の

名寄本線は単線非電化タブレット閉塞と、アナログな運転施設だったけど写真位の

降雪じゃ多少の遅れが出ても運休ナンテ事はございませんでした。ところが今じゃ

チョット雪が多めに降ると直ぐにウヤになっちまう、JRナントカになってからは何か

お足を注ぎ込む所が違うんじゃナイノっと、国鉄時代に冬の雪国で蒸気を追っかけた

オジサン鉄は首を傾げてしまうのです。

名寄本線 上興部 1974-2

Photo by 団長

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