2010年6月第1回


小振りながらチョイ古そうな鉄骨ドームに覆われ、如何にも私鉄風の駅に進入して来る

JR東日本の銀箱電車205系。このミスマッチな駅はJR鶴見駅の3・4番線鶴見線専用

ホームでございます。京浜東北線用の1・2番線は地平ですが、コチラの鶴見線用3・4

番線ホームは高架になっているんです。普通に考えれるとワザワザ金掛けて高架に

しなくったて、地平にもう1本ホーム造りゃイイジャンと思うでしょ。ところが昔々、今の

JR鶴見線は鶴見臨港鉄道という私鉄だったんです。今の南武線や青梅線など同じく

太平洋戦争下の国策として大日本帝国から名誉の「戦時買収私鉄」に指定された為、

ッテ言っても実際は有無を言わせず、しかもお代は戦時公債といったお国の喝上げで

国有化されちゃったんですね。そんな事情があるのからなんでしょうか、思鉄団員は

鶴見線に一番似合うのは205系銀箱は論外として、103系でもなければ。73系でもない

17m級の10系の旧国と今ででも、シツコク思っております。

            鶴見線 鶴見  2008-9
 Photo by 団長

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