2010年4月第1回


ネムッタい軟調ピンボケ写真をゴンメネでお届けする、今週の駅撮り写真探検団は

スイスの山岳鉄道にも負けないスケールで、80パーミルの急勾配や30Rの急曲線を

粘着運転で登坂する箱根登山鉄道の終点強羅でございます。なんでコンナ小汚い

写真をアップしたか、その訳は線路の終端部分が一見車庫のような建物に覆われて

いますよね。そして、その建物の中に怪しげな車両が一両留置あるのが見えますか?

よぉ〜く見ると屋根に車体と不釣合いなでっかいパンタ、車体正面にはへそライトが

あるでしょ。この怪しげな車両はユ1形という形式名の電動貨車なんでございますよ。

この「ユ」ってぇのは郵便の「ユ」じゃなくって、有蓋車の「ユ」だそうなんです。ユ1形

電動貨車は当然今ではお目にかかることは不可能、1975年には肩叩きされて暫らく

入生田で留置となった後に強羅で静態保存されたそうなんでけど、野外だった為に

木造車の悲しさか、結局風葬となってしまいました。しかし、ユ1形に付いてネット上で

調べるとポール集電らしいんですけど、この写真じゃどう見てもパンタ集電ですよね、

イッタイどっちが本当なんだろ?

            箱根登山鉄道 強羅 1973-?
 Photo by 団長

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