2009年6月第2回


今ではセメント列車で有名な、貨物専用の岩手開発鉄道ですが、往時は旅客列車も

走っていました。でも広い構内の隅にポツンと置かれた、車両一両がやっと止まれる

ホームが、貨物輸送主体のこの鉄道の姿を物語っていますね。右後方に見えるのが、

国鉄のホームです。所でこの当時の岩手開発の気動車といえば、1967年自社発注の

食パン湘南フェイス??のキハ202があまりに有名でした。所がこの日に運用に入って

いたのは、当時予備車的存在だった、南部鉄道から流れてきた元国鉄機械式気動車

キハ05のキハ41003でした。当時なんの気なしに撮ったこのカットも、今では貴重かも

知れませんね。キハ202は工場でお休みでした。ここを訪ねてから、35年が経過して

いますが、貨物列車が健在のうちに、ナントカ再訪したいものです。

             岩手開発鉄道 盛 1974-8
 Photo by 松原の親方

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