2023年7月第3回

廃止された銚子遊覧鉄道の跡地に再びレールを敷いて、銚子〜外川を開業してから

数々の困難を乗り越えて今年(2023年)で100周年を迎えたのが、鉄分豊富な方から

ノーマルな観光客まで、大人気の銚子電気鉄道でございます。そんな事で、駅撮りも

銚子電鉄開業100周年にあやかっちゃおうっと思ったけど、思鉄のHP名に合わせて

今回の駅撮り探検団、松原物故団員遺作銀塩蔵出しスキャンで、撮影日の関係から

開業49周年てぇ中途半端な区切りにて、仲ノ町駅でのスナップをアップでございます。

端に登場は、セコハン車両じゃ珍しい元京成車、高砂の車庫で荷電ベースに手持ち

機材をひっ付け、ハコだけ木造で新造した、当時の主力車両デハ200でございます。

こちらは、前出のデハ200と同じ当時の主力車両ってたって、当然新製配置なんてぇ

事は無く、戦争中にお上にカツアゲ食らって鉄道省鶴見線となった、鶴見臨港鉄道が

旅客用に新潟鉄工で新製した、モハ101形105→鉄道省・国鉄モハ115ってな流れで

銚子電鉄デハ301となった、立派なセコハン車両でございました。

そして、当時3両いた電車の中で最後の登場は、車長10mチョイと言う路面電車並の

小型車デハ101です。この大きさですから如何な銚電と言えども、チッコ過ぎてご覧の

様に仲ノ町でお昼寝の毎日でございました。ルーツは、下野電気鉄道ナローゲージ

時代の電車らしいのです。晩年は笠上黒生の側線にホーチプレイ、2009年には土に

帰っちゃいました。ただ、履いてった雨宮製の台車が珍品、現在は上毛電鉄大胡に

保存されている筈です。以上仲ノ町でスナップした、開業49周年の時に在籍していた

電車全形式のご紹介でした。えっこれだけなの?何か足らないと気が付いた駅撮り

ファンのアナタは、流石です。銚子電鉄って言やぁ、何が無くともデキ3でございます。

なので、仲ノ町駅撮りは次回も続きます。

銚子電鉄 仲ノ町 1972-5

Photo by 松原の親方

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