2021年5月第1回

駅撮り探検団のオープニングを飾った、1975年撮影の東海道本線・大川鐡道金谷駅

8年後を松原物故団員の残ししてくれた、ネガカラーから蔵出しスキャンでございます。

撮影時点じゃ国鉄金谷での貨物発着扱いは、とっくの昔に終っちゃっておりましたが、

大井川鐡道の方は、未だ貨物取り扱い中でございました。そこで今回の駅撮探検団、

国鉄から到着した貨物受け取りを3コマの画像から想像してみました。静岡方面から

EF60 84号機が、貨車数両を牽いて長い方の中線に到着、操車係の方々の誘導で

入換作業が、開始されちゃおうってな場面でございます。しかし、2コマ目見るてぇっと

既にEF60の姿は無く、貨物を受け取りに来たと思われる、大井川鐡道のオリジナル

E10型1号機が、東海道上り本線横切って長短どっちかの中線へ転線するとこでした。

そして、E101の後方短い方の中線にEF60が持って来た貨物が、停まってんの確認

できますね。なので、2コマ目はE101が、短い中線に転線してる最中のスナップです。

3コマ目は短い海側の中線にEF60が置いてった、タキ+トラ+ワム+トラの貨車4両を

E101が連結した後でございます。これで大井川鐡道本線に貨車4両を牽いてE101が、

戻って行きゃ金谷での入換作業はお開きです。でも、EF60は一体何処に消えたの?

最後尾に付いてっヨは如何なっちゃったの?ッてな疑問が、空っぽの頭の中に沸いて

来たんで、無い知恵絞って推測しちゃいました。当時撮った他の画像を見るてぇっと、

海側の短い中線は、上下方向ともダブルスリップで分岐してんのが分ります。なので、

EF60は貨車を解放した後、牧之原トンネル出入り口の間に在る、安全側線みたいな

短い側線?に突っ込む。今度はそこから山側の中線を通り、再び上り方向のダブル

スリップから海側の中線へ転線、ヨ1両を連結して上り貨物列車として出発しちゃう。

こんな入換の終った後に撮ったのが、2コマ目に上げたE101のカットだと推測です。

国鉄時代はチョットした駅なら何処でも見られた、入換作業ってホントに面白かった。

飽きもしないでず〜っと見てましたねぇ。でもフィルム代が、懐に響くんで写真の方は、

殆ど撮ってないんです。

東海道本線 金谷 1983-8

Photo by 松原の親方

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